プロジェクト実績
fvIOプラットフォーム
シマフジ電機ではfvIOプラットフォームの開発及び運営を行っています。
fvIOとはfunctions-virtualized Input/Outputの略称で、簡単にいうとマイコンのI/O端子機能を仮想化する技術です。この技術によって、今後ビッグデータ解析等で必要とされる、高サンプリングレートでありながら時刻データが均整なデータの取得をマイコンで実現することが可能になります。
シマフジ電機はこのfvIO技術の開発を中心として、各種ソフトウェア及び技術ドキュメントの提供、fvIO対応ボードの販売、技術サポート、プロモーション活動、等を行っております。
fvIOについて
fvIOはfvIOホストとfvIOプラグインから構成されます。
fvIOプラグインはI/O端子を使って通信するモジュール、fvIOホストはそれを制御するインタフェース(API)となります。
IoT-Engine RZ/T1には、fvIOプラグインを設定することができるスロットを8個用意しています。
任意のfvIOプラグインを組み合わせることができ、それらをユーザアプリケーションで使用することができます。
シマフジから標準的な通信プロトコルを汎用fvIOプラグインとして提供します(基本的に無償 *1)。
ユーザ側にて、この汎用fvIOプラグインを各種センサ等のデバイス向けにカスタマイズすることが可能です。
現在、githubにて汎用I2Cプラグインと汎用SPIプラグインを公開しています。
I2Cプラグインではgroveの加速度センサ(ADXL345)とOLEDディスプレイ(SSD1306)向けにカスタマイズしたサンプルプログラムを、汎用SPIプラグインでは6軸加速度センサ(MPU6500)とOLEDディスプレイ(SSD1306)向けにカスタマイズしたサンプルプログラムを公開しています。
*1 fvIOが利用可能なシマフジ製ボード及びエーワン株式会社製ボードでのみ無償で使用可能
fvIOが利用可能なボード
現在、fvIOが利用可能なボードは下記の通りです。
・IoT-Engine RZ/T1 (シマフジ電機製)
・SBEV-RZ/T1 (シマフジ電機製)
・MP-RZT1-01 (エーワン株式会社様製)
(IoT-Engine RZ/A2Mでも利用できるように準備中です)
fvIOデモ紹介
デモ動画を下記で公開しています。
fvIOデモ(grove加速度センサで14KHz超サンプリング) https://t.co/1B5NaA2s5M @YouTubeさんから
— fvIO.smfj (@fvIO19) 2019年3月23日
grove加速度センサからデータを取得し、OLEDディスプレイに波形を表示するデモです。
センサデータ取得と表示を4ペアで、それぞれサンプリングレートを変えて(ただしトリガは同期)実行しています。
接続イメージは下図の通りです。
このデモの性能は下記の通りです。
指定したサンプリングレート(5KHz, 2.5KHz, 1.25KHz)でセンサデータを取得できており、またI2C通信をオーバクロックすることで14KHzを超えるサンプリングも実現できています。
fvIOに関する情報